2018年03月15日
ほんとうにやりたいこと②
専業主婦で2年くらい、子育てが始まって10年近く。
毎日毎日が甘えきって生きてきた私の修行期間でした。
お姑さんがいる田舎の閉鎖的な環境で「きちんと主婦しないと!」とがんばってました。
余裕もなく楽しめてはいませんでした。
子どもも三度目の出産が双子だったので休む暇もありません。
その中で何の取り柄もないことにあせって、合間に勉強し特に好きなことではないけど資格を取ったりしてました。
あくまで時給が上がりそうだから、くらいの気持ちでパート程度の仕事で一生を終えるつもりでした。
当時の私の楽しみは、車で好きだった音楽を思い切り聴くことと、流行っていたエアロビクスに週に一度、子連れで近くの公民館に通うことができたこと、くらいでしょうか。
あとはたまにカラオケでロックを歌って憂さを晴らすくらい(笑)
まるでイケてないサラリーマンが週末に安い居酒屋で愚痴を言って終わるみたいな人生でね。
子どもたちは育ってますが、自分の人生を考えた時に虚しさを感じてはいました。
けど「だからどうしたらいいのだろう???」ですよね。
30歳近くなってある日、私は衝動的に猛然と「働きたい」「社会参加したい」と思い、家族に無断で勝手に社会に出る決心をしました。
小さな子どもがいるので夜の仕事、といってもマクドナルドのお掃除です。
最後の数時間のお客様の対応もやります。
あんなに働きたくない、つまらない仕事なんて無理、と思っていたのに、どんな仕事でもいいから働かせてもらいたい、と思いました。
それくらい、たぶん、息が詰まっていたのだと思います。
自分だけの時間が欲しかったのかもしれません。
週に数日ですが、子どもたちを寝かせてからの数時間をパートに出るようになりました。
しかし、案の定・・・・・・・「社会不適応者100%」の私に難関が襲い掛かります!!
オーダーを通す時に英語で数を言うのですが「その意味が不明すぎてムリ!」と思いました。
「カスタマーファースト?」「ムリ!」
クレームを言うお客様に不良魂が反応して逆ギレして怒鳴り返して、年下のマネージャーにこっぴどく怒られたこともあります。
高校生の方が要領よくよほどきびきび働いていて、私は要領も悪く「ここでは絶対出世できねえなあ~」と思いました。
それでもその数時間が私には救いの時間だったのですね。
何でしょうか、誰にも私は理解されていない、という虚しさがあったように思います。
その頃の夫もお姑さんも、私に家事や子育ては要求してましたが、それ以外の個性のある私は要らないんだって受け止めてました。
自分が子育て&家事マシーンで、立ち止まると倒れるので動き続けているような毎日でしたからそこから唯一逃れられる時間。
マクドナルドで働いていた頃から職場での人間観察が大好きでした。
いろんな人がいろんな事情で働いているから。
その人の「かげひなた」を感じることが好きでした。
その人の言葉、矛盾、苦しみ、哀しみ、美しさ、優しさ。全部ね。
今でもひとりひとりを思い出して描写することができそうなくらい。
人に興味があったから仕事が出来なくても多少は続いたのかもしれませんね。
(つづく)

毎日毎日が甘えきって生きてきた私の修行期間でした。
お姑さんがいる田舎の閉鎖的な環境で「きちんと主婦しないと!」とがんばってました。
余裕もなく楽しめてはいませんでした。
子どもも三度目の出産が双子だったので休む暇もありません。
その中で何の取り柄もないことにあせって、合間に勉強し特に好きなことではないけど資格を取ったりしてました。
あくまで時給が上がりそうだから、くらいの気持ちでパート程度の仕事で一生を終えるつもりでした。
当時の私の楽しみは、車で好きだった音楽を思い切り聴くことと、流行っていたエアロビクスに週に一度、子連れで近くの公民館に通うことができたこと、くらいでしょうか。
あとはたまにカラオケでロックを歌って憂さを晴らすくらい(笑)
まるでイケてないサラリーマンが週末に安い居酒屋で愚痴を言って終わるみたいな人生でね。
子どもたちは育ってますが、自分の人生を考えた時に虚しさを感じてはいました。
けど「だからどうしたらいいのだろう???」ですよね。
30歳近くなってある日、私は衝動的に猛然と「働きたい」「社会参加したい」と思い、家族に無断で勝手に社会に出る決心をしました。
小さな子どもがいるので夜の仕事、といってもマクドナルドのお掃除です。
最後の数時間のお客様の対応もやります。
あんなに働きたくない、つまらない仕事なんて無理、と思っていたのに、どんな仕事でもいいから働かせてもらいたい、と思いました。
それくらい、たぶん、息が詰まっていたのだと思います。
自分だけの時間が欲しかったのかもしれません。
週に数日ですが、子どもたちを寝かせてからの数時間をパートに出るようになりました。
しかし、案の定・・・・・・・「社会不適応者100%」の私に難関が襲い掛かります!!
オーダーを通す時に英語で数を言うのですが「その意味が不明すぎてムリ!」と思いました。
「カスタマーファースト?」「ムリ!」
クレームを言うお客様に不良魂が反応して逆ギレして怒鳴り返して、年下のマネージャーにこっぴどく怒られたこともあります。
高校生の方が要領よくよほどきびきび働いていて、私は要領も悪く「ここでは絶対出世できねえなあ~」と思いました。
それでもその数時間が私には救いの時間だったのですね。
何でしょうか、誰にも私は理解されていない、という虚しさがあったように思います。
その頃の夫もお姑さんも、私に家事や子育ては要求してましたが、それ以外の個性のある私は要らないんだって受け止めてました。
自分が子育て&家事マシーンで、立ち止まると倒れるので動き続けているような毎日でしたからそこから唯一逃れられる時間。
マクドナルドで働いていた頃から職場での人間観察が大好きでした。
いろんな人がいろんな事情で働いているから。
その人の「かげひなた」を感じることが好きでした。
その人の言葉、矛盾、苦しみ、哀しみ、美しさ、優しさ。全部ね。
今でもひとりひとりを思い出して描写することができそうなくらい。
人に興味があったから仕事が出来なくても多少は続いたのかもしれませんね。
(つづく)

Posted by U子 at 22:39│Comments(0)