2018年05月05日
ほんとうにやりたいこと⑥
突然、放り出されたかのような自立。
冬のこと。
安アパートのエアコンが動く音が響く寒い夜。
怒鳴り声からも争いからも解放された。
・・・・・・・・・・・・・・けれど、誰もいない部屋。
たくさんの人が助けてくれて自分の部屋が持てました。
上司が電子レンジを買ってくれ、同僚たちが使ってないお鍋や家具を持ってきてくれた。
路頭に迷わずに済みました。
この時のみんな、ひとりひとりの優しさを今でも忘れない。
これで何も気にせず好きなように仕事に没頭できる、と思ったけれど。
それは大きな間違い。
私は、ひとりになって、子どもたちが、家族がいたから、がんばれた、ということがよくわかった。
みんなでどこかにお金を気にせず出かけたかったし、家も新しく建て直したいと思ってたし。
家族で幸せになりたかったんだ。
なにもなくなった。
子どもたちの声がしない。
ひとりの部屋に戻るのが耐えられず閉店までスーパーやデパートをうろついて時間を潰した。
絶叫しながら泣けたらどんなにいいだろう、と思った。
しかし、こうもしてはいられない。
電化製品を揃えて車を買ってアパートを借りたら私は無一文になった。
ひとりで生きて行くためにお金も貯めたい。
思い切って初挑戦、夜のバイトも始めることにした。
そして、思った。
「私が好きだったことって何だったんだろう?」
思い出すまでに時間がかかった。
こんなに好きなことって忘れてしまうんだね。
だって、生活に追われていたから。
自分がどんな人間だったかも思い出せない。
そういえば、音楽が好きだったかも?そういえば、踊ることも好きだったかも?
やけくそ、といえば、それだけ。
私は自分の24時間を全部、仕事、バイト、習い事、趣味、とにかく潰すことに没頭することにした!
一見前向きだけど手ひどい失敗をした自分と向き合うことから逃げるためでもある。
何もしていないと涙が出るから、泣かないために何かをする。
この時期からが私の第二の不良時代。
きっかけさえあれば、もうどこまでも堕ちていこうと思っていたし、死ねないから生きているだけ。
しかし、堕ちていくにもセンスとパワーが要るのよ(笑)
なかなか映画みたいにはいかない、私の第二不良時代(笑)
つづく~
冬のこと。
安アパートのエアコンが動く音が響く寒い夜。
怒鳴り声からも争いからも解放された。
・・・・・・・・・・・・・・けれど、誰もいない部屋。
たくさんの人が助けてくれて自分の部屋が持てました。
上司が電子レンジを買ってくれ、同僚たちが使ってないお鍋や家具を持ってきてくれた。
路頭に迷わずに済みました。
この時のみんな、ひとりひとりの優しさを今でも忘れない。
これで何も気にせず好きなように仕事に没頭できる、と思ったけれど。
それは大きな間違い。
私は、ひとりになって、子どもたちが、家族がいたから、がんばれた、ということがよくわかった。
みんなでどこかにお金を気にせず出かけたかったし、家も新しく建て直したいと思ってたし。
家族で幸せになりたかったんだ。
なにもなくなった。
子どもたちの声がしない。
ひとりの部屋に戻るのが耐えられず閉店までスーパーやデパートをうろついて時間を潰した。
絶叫しながら泣けたらどんなにいいだろう、と思った。
しかし、こうもしてはいられない。
電化製品を揃えて車を買ってアパートを借りたら私は無一文になった。
ひとりで生きて行くためにお金も貯めたい。
思い切って初挑戦、夜のバイトも始めることにした。
そして、思った。
「私が好きだったことって何だったんだろう?」
思い出すまでに時間がかかった。
こんなに好きなことって忘れてしまうんだね。
だって、生活に追われていたから。
自分がどんな人間だったかも思い出せない。
そういえば、音楽が好きだったかも?そういえば、踊ることも好きだったかも?
やけくそ、といえば、それだけ。
私は自分の24時間を全部、仕事、バイト、習い事、趣味、とにかく潰すことに没頭することにした!
一見前向きだけど手ひどい失敗をした自分と向き合うことから逃げるためでもある。
何もしていないと涙が出るから、泣かないために何かをする。
この時期からが私の第二の不良時代。
きっかけさえあれば、もうどこまでも堕ちていこうと思っていたし、死ねないから生きているだけ。
しかし、堕ちていくにもセンスとパワーが要るのよ(笑)
なかなか映画みたいにはいかない、私の第二不良時代(笑)
つづく~
Posted by U子 at 18:59│Comments(0)