2018年05月16日

ほんとうにやりたいこと⑩絶望の行き先

スナックのママの強引に勧めるままに面接に行き、無事通過。
ヤル気もないままに新しい会社に通うこととなりました。

そのA社に勤め始めてまず感じたこと、「学校みたい!」「まさに苦手な集団生活!」
それまでは店舗や支店、営業所、人数も小規模の中で働いて来ました。
今回は、大きな敷地に親会社も工場もあり、部署も沢山で、社員食堂まであります。
朝はラジオ体操があったり、センスのない萎える制服があったり、休み時間も決められていて、お昼休みになるとみんなが一斉にぞろぞろと社員食堂に向かうのも異様な光景でした。
まったりとした空気でみんなが個性もない群れの羊にしか見えません。
学校や社会のルールについていけず、高校や大学とリタイアした私が巡り巡ってまた苦手な場所に戻らされた(笑)まさに皮肉です。

私は主に検査データをパソコンで作成する仕事です。
ざっと友人のパソコンインストラクターに習ったものの、そんなものは付け焼き刃に過ぎません。
あっという間に行き詰まってその部署をテキパキと仕切っている若い独身女性Bさんにいちいち聞くことになります。
もうすでに「こんなことも知らないの?」とイラっとされていることも存分に伝わって来ます。
露骨にイライラされて仕事もモタモタで惨めさもマックスですが仕事が進まないので聞くしかありません。
そしてお昼休みはお弁当か食堂か聞かれ、私は「食堂で食べます」と答えました。
すると「この人と食べてください」と一人の女性、美人タイプのCさんを紹介されました。
私は内心一人食べたいんだけどなあ・・・・と思いましたが、この会社の風習なのか、従うしかないのかしら?と思いました。
挨拶をするとCさんは「チバさんはクルマは何を乗っていらっしゃるの?」と聞いてきます。
「私は軽自動車ですけど」と答えて、やっぱ聞き返さなきゃあかんのかなあと「あなたは何に乗っているんですか?」と聞くと、「んふふ」と含み笑いをしてから「私は・・・BMWに乗っているの!」と言うので、そんなことが自慢で特別なことなのか?意味わからん、と開いた口が塞がりませんでした。
主婦でありながらお嬢様風で髪をかきあげるCさん。
昔でいう「ぶりっ子」みたいな一番私が苦手なタイプ。
この人と毎日お昼を食べる生活???ええっ??

「人生どうでもええ!」とは思ってはいましたが、こんな風に私の絶望の先はさらに「絶望の海」でした。



Posted by U子 at 22:56│Comments(0)
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